年賀状、暑中見舞い、残暑見舞い、寒中見舞い・・・
プライペートな付き合いの中で送るのは、せいぜい年賀状くらいでしょうか。
インターネット、スマホ、メール、LINE、SNSの普及によって、年々、手紙でのやり取りは減ってきていますよね。
その一方で、ビジネスの世界やお世話になっている目上の方、親戚などには送るケースもあるはず。
プライペートで送る事もないので、いつ・どのような文章を送れば良いか分からない・・
という人も多くなっている事と思います。
そこで、今回は、2018年の暑中見舞いのハガキを送るべき時期はいつからいつまでの間なのかをまとめてみました。
スポンサーリンク
このページの目次
2018年の暑中見舞いのハガキって一般的にいつ送るのが正解なの?
まず、結論からお伝えしておきます。
2018年の暑中見舞いは、
7月7日〜8月6日までの間に送っておくのが最も一般的と言われています。
特に7月20日〜8月6日までの間に送るのが良いでしょう。
8月7日からは「残暑見舞い」の時期になるため、
相手に8月6日までに到着するように送りましょう。
・・・。
7月7日からなのか、7月20日からなのか。
暑中見舞いを送りはじめる時期にはなぜ幅があるのか。
と思われたかもしれませんね。
実は暑中見舞いを送る時期については、諸説あるのです。
4つの説についてお話していきます。
残暑見舞いについては、記事の後半で解説していきます。
スポンサーリンク
1.7月7日〜8月6日(=小暑、七夕〜立秋の前日まで)
一般的なのは7月7日〜8月6日までに送るという説。
暑さが段々と強くなる「小暑」〜秋の始まりである「立秋」の前日までに暑中見舞いを送るという説です。
2018年の小暑が、7月7日〜7月23日まで。
立秋は、8月7日〜8月23日までなので、
立秋の前日は、8月6日になります。
そのため、2018年の場合は
7月7日〜8月6日(立秋の前日)の間に暑中見舞いを送りましょう、という事です。
ちなみに、
「七夕(7月7日)が終わってから暑中見舞いを出す!」
という説もあります。
これも結果的に、
7月7日から出すという事になりますね。
小暑よりも分かりやすく、覚えやすいかもしれません。
注意点は、地域によって、七夕祭りが行われるのが8月1週目や2週目だったりする事です。
ただ、その場合は七夕祭りの日程が終わってからだと残暑見舞いの時期になってしまいます。
先程お伝えした通り8月6日までに送るようにしましょう。
つまり、ここで言う七夕は、あくまでも最も一般的な「7月7日」と捉えるのが良いという事ですね。
小暑は、ほぼ例年7月7日。
7月6日や7月8日の年もあります。
次回、7月7日ではないのは、2024年。
この年は小暑が7月6日になります。
立秋は、8月7日か8月8日です。
2018年は8月7日、2019年は8月8日、2020〜2022年は8月7日となります。
3.7月20日頃〜(=梅雨が明けてから)
続いては7月20日頃から送るという説です。
これは、「梅雨が明けてから暑中見舞いを出す」という説にもとづいています。
当然ですが「梅雨が明ける」のは年や地域によって異なります。
なので、ニュース等で梅雨明けがいつなのかを毎年、把握する必要がありますね。
参考までに昨年(2017年)および平年の梅雨明け時期についてお知らせしておきます。
平均的に見ると大体、梅雨明けは7月20日頃だと言えますね。
この辺りを目処に、暑中見舞いを送るのが良いでしょう。
九州南部、奄美、沖縄あたりは梅雨明けが他地域にかなり早く、
東北や北陸では遅い事には注意が必要ですね。
また、北海道には梅雨がない事も頭に入れておくべきでしょう。
地域 | 梅雨明け | 平年 |
東北北部 | 8/2 | 7/28頃 |
東北南部 | 8/2 | 7/25頃 |
北陸 | 8/2 | 7/24頃 |
関東甲信 | 7/19 | 7/21頃 |
東海 | 7/19 | 7/21頃 |
近畿 | 7/19 | 7/21頃 |
中国 | 7/19 | 7/21頃 |
四国 | 7/19 | 7/18頃 |
九州北部 | 7/20 | 7/19頃 |
九州南部 | 7/13 | 7/14頃 |
奄美 | 6/29 | 6/29頃 |
沖縄 | 6/22 | 6/23頃 |
4.7月20日〜8月6日(=夏の土用の時期)
1年で最も暑い時期とされている「夏の土用」の時期に送るという説です。
夏の土用の時期は、約18日間。
いつからいつまでかは、年によって多少異なります。
尚、2018年は、7月20(金)〜8月6日(月)の18日間です。
これらの説をトータルで考えると、
先程、お伝えしたように、2018年の暑中見舞いは
7月20日頃〜8月6日までに送っておくのが無難ですね。
また、多少、先方とコチラが送る暑中見舞いの時期がズレてしまったとしても、問題はないでしょう。
「先方に、先に送らせてしまった、、」
とネガティブに捉えなくて大丈夫です。
むしろ、話題作りのチャンス。
「暑中見舞い、早々に頂きありがとうございました。」
「ところで、暑中見舞いって送る時期に諸説あるみたいですね」
「毎年、◯日頃(あなたが先方から手紙を受け取った日)に送られているのですか?」
暑中見舞いをやり取りする相手が、取引先やお客様、見込み客の方であれば、商談前の良いアイスブレイクになるのではないでしょうか。
・取引先やお客様に暑中見舞いのハガキを送る際のビジネス用例文テンプレート スポンサーリンク
「そもそも、暑中見舞いとは?」
なぜ、送る時期が”〜日頃”とアバウトなのか。
年賀状のように「1月1日に届くように出す」と決まっていれば、送る時期にも悩まないのに。
その答えは、「そもそも暑中見舞いとは何かについて」を知る事にあるではないかと思います。
暑中見舞いとは、
「猛暑の時期に日頃お世話になっている人、
あるいはご無沙汰している人に対し、
相手の健康を気遣う挨拶状です。」
なので「暑いなぁ〜と感じ始めた頃に送る」
というのも正解の1つですね。
関西だとお中元の時期とかぶるので覚えやすい
毎年、送っているとは言え、いつからいつまでの間に送っておけば良いか忘れてしまう暑中見舞い。
年賀状であれば、年末年始なので覚えやすいんですけどね。
関西地域にお住まいの方に限っては、覚えやすいはずです。
なぜなら、暑中見舞いを送る時期とお中元を送る時期が被っているからです。
暑中見舞いとお中元を同時に送られる方も多いのではないでしょうか。
結局、2018年の暑中見舞いを送るのは・・・
色々、お話したので頭がこんがらがってしまった人もいるかもしれません。
ここで、おさらいしておくと、
・7月20日頃〜8月7日頃までに送っておくのが正解
・最短7月7日、最遅8月7日
・「暑いなぁ〜と感じはじめた頃」も目安の1つ
となります。
スポンサーリンク
郵便局で暑中見舞いのハガキを買える期間は?
さて、暑中見舞いを送る時期には完璧でしょう。
続いて、ハガキの準備をする必要があります。
オススメは郵便局で販売されている「かもめ〜る」の利用です。
年賀状と同様、くじの当選番号がついています。
現金1万円やQUOカード1000円分が当たる可能性があります。
2017年の「かもめ〜る」販売期間は、以下の通りでした。
発売日:2017年6月1日(木)
販売期間:6月1日(木)~8月25(金)
2018年の販売期間はまだ発表されていませんでしたが、昨年とほぼ同じでしょうね。
ハガキが用意できたら、いよいよ暑中見舞いを書いていきましょう。
尚、暑中見舞いの書き方、文面については、別記事で詳しく書いていきます。
暑中見舞いは喪中の時は送る?送らない??
あ、そうえば、喪中だ!
という場合どうしたら良いのでしょうか。
年賀状は喪中の時は送らないのが一般的ですよね。
身内に不幸あったのに、「おめでとう」「祝」等と書かれている年賀状を送るのは適切ではないとされているためです。
では、暑中見舞いの場合はというと・・・
内容的には、「おめでとう」などの祝福ムードはありません。
「暑いけど頑張りましょうね」
「暑いけど体調は大丈夫ですか?」
「いつもありがとうございます!」
というように、日頃お世話になっている人、
ご無沙汰している人に対して、相手の健康を気遣う挨拶状です。
なので、暑中見舞いは、喪中に関係なく出して大丈夫です。
スポンサーリンク
暑中見舞いの時期を逃した時、残暑見舞いだけ出すのはマナー違反??
ところで、
暑中見舞いを送ろうと思っていた相手に送り忘れてしまった・・・
8月7日すぎてしまった・・
というパターン。
あなたも一度は経験あるのではないでしょうか。
「そんな事あるわけないだろ」
というあなたも、結構やってしまいがちなので是非、気をつけておきましょう。
さて、このように暑中見舞いを送り忘れてしまった時は、どうすれば良いでしょうか。
年賀状の場合は、数日遅れてしまってでも、出しますよね。
暑中見舞いの場合は、時期が遅くなってしまった場合は、出しません。
代わりに、残暑見舞いを出すようにしましょう。
残暑見舞いとは?暑中見舞いと残暑見舞いの違いは?
残暑見舞いとは、立秋後に出す手紙。
2018年で言うと、8月7日〜8月31日までに出すのが残暑見舞いです。
暑中見舞いの時期が過ぎてしまった場合は、残暑見舞いを出します。
いつもありがとうございます。
立秋(2018年は8月7日)を過ぎて、
暦の上で秋ですが、実際は暑さが続いていますね。
ご状況いかがですか?
みたいな手紙が、残暑見舞いです。
尚、暑中見舞いを出した場合は、残暑見舞いを出す必要はありません。
どちらか1つだけで大丈夫です。
残暑見舞いについては、また別記事で詳しく書いていこうと思います。
それでは、最後までご覧頂きありがとうございました。
・2018年の暑中見舞いのハガキを送るべき時期はいつからいつまで?