東京都中央区の下町、佃島。ここでは、東京ではほとんど残っていない江戸時代から受け継がれる伝統的な盆踊りが、毎年開催されています。

無縁仏の供養のために踊る念仏踊りと言われていて、とても珍しく風情のある盆踊りです♪

この記事では佃島の盆踊りの歌詞、2018年の日程や時間、アクセス情報など盛りだくさん。それではご覧ください。
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佃島の盆踊りってどんなイベント?

佃島の盆踊りは、東京都中央区の下町にあたる佃1丁目界隈で毎年行われています。

江戸時代から続くこの盆踊りは、隅田川の上流から流れ着く遺体を無縁仏として供養するための念仏踊りとなっていて、現在多く開催されている明るいリズムの盆踊りとは少し違います。昔のまま、とても古風で趣深い踊りとなっています。

場所も佃の渡し船があったとても下町情緒あふれる街の一角です。屋台や縁日などもありません。

無縁仏の供養を思い、近所の子どもたちからお年寄りまで熱心に踊りを続けます。

こちらは、無形文化財に登録されたこともあり、今は外国人の方もお見かけするようになりました。

歴史をつなごうと、地域の小学校は行事の一環としてこちらの盆踊りに参加しています。

江戸時代の盆踊りからほとんど形を変えず残っているのは東京都内でもとても珍しいです。

伝統的な念仏盆踊りというもの体験されてみてはいかがでしょうか。

佃島の盆踊り2018年の日程や時間は?雨天の場合はやっぱり中止?

・開催日程… 2018年7月13日(金)〜15日(日)

・開催時間…19時頃から

雨天は残念ながら中止です、、

3日間ありますので、雨だとしても1日くらいは決行できるかな~!

佃島の盆踊りの歌詞が気になる!

続いて、佃島の盆踊りの歌詞をご紹介したいと思います。

『秋の七草』

人も草木も   盛りが花よ   (繰り返し)

こころしぼます  勇んで踊れ

思ひ草なら    信夫(しのぶ)ではやせ

招く薄(すすき)  気もかかるやと

明日の朝顔     宵から化粧

つぼみゃ紅筆    咲きゃ紅ちょこ(猪口)よ

恋に桔梗は     色よい仲よ

萩はねみだれて   錦の床よ

おみなへしで    風くねるまで

花のしこし草    ああ恐ろしや

全に導け      観音草よ

若い芙蓉も     おきなの草も

秋の野分は     無常の風よ

散れば残らず    皆土となる

悟り開けば     草木も国土

仏頼めよ      南無阿弥陀仏

 

『仏供養』

踊れ人々   供養のためじゃ

五穀実りて  大風もなし

天のめぐみぞ  佛の温度

恩を思えば   信心しやれ

一に一世の   災難逃れ

二には日夜に  気もやはらぎて

三に三毒    消滅するぞ

四には自然と   家富さかへ

五には後生の   うたがいはれて

六に六親     仲むつまじく

七に七福     其の身に備え

八に「八大   地獄」へ落ちず

九には九品(くぼん)の   浄土に生まれ

十で十方    成仏たすけ

忘れまいどへ   朝夕ともに

信の一家が    ただ肝要で

座臥(ざが)に唱へよ   南無阿弥陀仏
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佃島の盆踊りの会場はどこ?アクセスや駐車場について

・会場…東京都中央区佃1丁目のメインストリート、広まっている場所に踊り櫓が立ち、そこを中心に踊ります。

・アクセス…東京メトロ有楽町線、都営大江戸線「月島」駅から(出口6)徒歩約7分

・問い合わせ先…03‐6228‐7907(中央区観光協会)

・駐車場…近隣の有料駐車場をご利用下さい。

まとめ

とても風情があり、他では見られない伝統的なお祭りだと感じて頂けたのではないでしょうか。他の賑やかなお祭りとは全く違う味わいがあります。

無縁仏の供養を思い、そしてとても長い間、この踊りを引き継いできた方たちの思いを背負い、、、。下町情緒溢れる空気を感じてみてはいかがでしょうか。

是非、浴衣を着て踊りも試してみて下さい!